造船に必要になってくる技術といえば?
造船にはいろんな技術が必要になってきます。
特に重要なのは溶接、塗装、補修、足場組立。
まず、船体の鋼板をつなぎ合わせるために溶接します。
鋼材を高温で溶かして接合していきます。
その作業は、造船時の作業で、メンテナンスの度に行う作業ではありません。
次に、塗装技術です。
車のボディの板金塗装と近いものがありますが、船体は常に海水にさらされるため、より防水性の高い塗料が使用されます。
また車だと塗装剥がれが起こらない限り、そうそう塗装することはありませんが、船の場合は腐食や摩耗を防ぐため定期的に塗装するのが大きな違いと言えるでしょう。
2、3年に一度防錆塗料を塗ることで、船体の耐久性を高めることができます。
客船の場合は美観も大事ですから、塗装頻度は高めです。
そして補修技術も不可欠です。
船は長年使用される中で運行中の衝撃などにより、傷や損傷を受けることがあります。
船体の亀裂や穴をしっかりと補修することで、船の安全性を保つことができます。
尚、船体は浸水の拡大を防ぐため隔壁と呼ばれる仕切り壁も設置されています。
多重構造を維持することで沈没などの事故を防ぎます。
そして日々のメンテナンスに足場組立が必要です。
造船所で作業を行う際、船体は大きいですから足場を組む必要があります。
直接、船と関係する作業ではありませんが必要です。
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